2023年07月21日

あさくまのエリアマネージャーは、廣田社長2期目を全力で支えてゆきます!

 あさくま創業73年の歴史の中で、あさくまの栄枯盛衰を見てきた従業員がいます。32年前、16歳でアルバイトとして入社し、現在、中部地区を管轄する千葉信弘マネージャー。そんな千葉マネージャーに、廣田社長が成長戦略で掲げる、サラダバー45品目作戦や出店計画等を現場目線でどんなことを感じているか聞いてみました。

千葉信弘マネージャー

―今日は、臨店お疲れ様でした。初めて行ったのですが、「あさくま本店」ってすごくゴージャスなんですね。

そうですね。イギリスの大広間のような席もあれば、壁一面に絵が描かれた和が強調された畳の席まで、いろいろな空間があります。甲冑(かっちゅう)も置いてあるのですよ。この店は近藤創業社長がコンセプトから考えられて作られたものなのです。

あさくま本店店内
あさくま本店店内
あさくま本店店内

―店に入るだけでワクワクしますね。ところで2023年2月から、関東エリアで始めたサラダバー45品目ですが、5月末からは東海エリアでもスタートしましたね。東海エリアは、関東よりも熱烈なあさくまファンのお客様が多いのですが、反応はいかがですか?

手応えを感じています。品数が増えたこと、見た目の華やかさも増したことから既存のお客様からは「すごく充実したね。すごい」と、新規のお客様からは「メインを頼まなくてもいいくらい充実している」というお声を頂いています。

―今後は、温かい料理「ホットバー」をサラダバーで提供するなど、ますます充実を図っていかれるのですよね。

そうですね。今、いろんな実験をしているところです。手の込んだ惣菜よりも、シンプルにジャガイモを蒸した料理がよく出る、なんてこともあります。ゆくゆくは、店舗別にお客様にあった料理を提供していく考えです。
ゴールは「びっくりするサラダバー」なので、どんどん改善していきますよ。

サラダバー
サラダバー

―サラダバー45品目を始めて、スタッフの反応はいかがですか?

最初は戸惑っていましたが、実際に並べてみると「お、迫力があるな!良いね」と思ってくれたようです。今は自信をもってお勧めしてくれています。

―品数を増やすことでサラダバーの廃棄が増えているという話もでていますね。

そうですね。始めた頃は、45品目の中でも、出る料理や出ない料理が分からず、仕込みを作りすぎて廃棄してしまっていました。ただ、お客様を見ていると、サラダバーが20品目から45品目へと種類が増えている中で、1品目あたりの減る量が少なくなっています。そのためお客様の一皿あたりの盛る量はそれほど変わってないように思います。その中で、次第にどれが出るか、出ないのか分かってきました。今は仕込みの量や提供する皿のサイズを変える等して廃棄ロスを改善しています。

廣田社長になって、社内の雰囲気は変わった?

より、ポジティブになったように感じます。廣田社長ご自身がそういう方なので。仕事として演じている部分もあると思いますが、社長もそれが必要だと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
この3年間、正直コロナはしんどかったです。お客様が激減している中で、従業員を働かせられない、でも会社は存続しないといけない、利益をださないといけない。それにはいろんな経費を抑えないといけない苦しい時期でした。その3年間がようやく終わりました。今は、コロナ前には追い付いていませんが、多くのお客様が来てくださる。だから、いろいろなところがよく回っています。来てくださるお客様をしっかりお迎えしよう、頑張ろうという雰囲気になっていると感じます。

―廣田社長からは、どんなところを期待されていると思いますか。

私は入社して長いので、その経験を活かして、社長の指示命令を現場に落とし込んで欲しいと望んでいるのではないでしょうか。今までのあさくまの歴史の中で、こんな企画をやったときどうでしたか等、そういう意見を求められることも多いです。

料理

また、社長は判断が早く、数値にも強い方です。数値化して最下位の店舗から改善を着手するのか、それとも数値を牽引している上位の店舗をさらに伸ばしていくのか、状況に合わせて手を打たれています。何か新しいことを始めるときって、難しい事もあると思うのですが、整理して形にするのがすごく早くて。今はその社長のスピードに振り落とされないように必死です。

―そうなんですね。ところで、千葉さんっていつ入社したんですか。

16歳のアルバイトから働かせてもらっています。一度離れたこともありますが、再度戻ってきて今に至ります。

―そんなに長いんですか。では、BSE問題で、あさくまが大変だった時期も経験しているんですね。(BSE問題・・・2001年、千葉県で狂牛病の牛が発見されると、市場で牛肉がいっせいに敬遠された)

そうですね。会社がどんどん悪くなっているのは感じていました。そんな中で会社が赤字にならないように、自店舗では利益が出ていたのですがふかかちさん(パート社員)の時給も下げることを進めていかなければいけなくなりました。伝えた時は静かに泣いている方もいて葛藤もありました。だから、今こうしてたくさんのお客様が戻ってきてくれることに感謝しています。

―今後、会社をこうしていきたいという想いはありますか?

出店していきたいですね。会社を大きくしていくには、やはり出店は大事です。私個人としては、京都には必ず出店したいです。過去に京都に出店したことがあり、その時は物件契約の関係から閉店となりましたが、今でもお客様から「京都にまたお店を出して欲しい」とお声を頂いています。
今期からは3年ぶりの出店計画もあると廣田社長から伺っていますので、それを実現できるよう現場でもしっかり数値を作っていきます。

―ありがとうございました!

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