2022年12月20日
【役員研修】グループ戦略<グループ各社をスペシャリスト企業集団へ>
12月17日、2022年12月度の役員研修が行われました。
役員研修は、グループ会社11社の社長・幹部が集まり「人間をつくる」「成果を上げる」の観点から実践的な研修を行なっています。
今月の役員研修では、
午前は、社長の森下による「グループ戦略」発表
午後は、グループワーク(テーマは、ひたむき・効率・創造について)
最後は、コンパ形式の忘年会で締めくくられました。
会場は「ウォルプタス 東京駅グランルーフ店」様をお借りして行われました。
ところで、
社風を表す「会社評価ランキング」が発表されていますが、
テンポスは、「総合電機、家電、AV機器」 業界400社中
総合評価が29位です。
待遇 387位
相互尊重 395位
法令遵守 398位
人材育成 88位
評価適正 35位
社員の士気 25位
風通し良さ 3位
20代成長 2位
ご覧の通り「待遇」「相互尊重」「法令遵守」は、ほぼ最下位。
ところが、「社員の士気」が25位 、「風通しの良さ」が3位、「20代の成長」に至っては2位です。
役員研修の参加者には、グループ各社で活躍している「ぐるなび出向者」も積極的に参加させています。
今回の研修でも、新たにWeb販促担当者1名が加わりました。
販促担当としてグループ全体の動きを理解しておいてもらいたいという考えからです。
これも「社員の士気」「風通しの良さ」といったテンポスの社風に繋がっているのでないでしょうか。
グループ各社の戦い方
テンポスが1000億企業を目指す中で、
外食のフィールドで確固たる地位を築く為には、どの領域で戦うべきか?
厨房機器業界のトップ企業と、真正面から戦ってはいけない。
しかし、新店オープンの開業支援という領域であれば、
7勝3敗くらいで勝ち越せるようにすることを当面の目標とする。
我々の圧倒的な強みは中古厨房だが市場規模としては小さい。
ビジネスの世界いえば、上場会社3800社中、テンポスの300億は、規模で言えば中の上くらいだ。
ではどう戦うのか?
グループ会社の一つひとつを、100億、もしくは、上場させてスペシャリスト企業集団にしていく。
この状態がつくれると、大手企業と戦うときに規模で勝てなくても、兵力がすごければ十分に戦える。
目指している「1000億」という数字だが、
これは、我々が盤石な基盤を持って100年企業にする為に、
通過点として置いている数字と考えて欲しい。
継続性のある企業になる為、外食の中で確固たる地位を築く為、
数字は、その時その時に是々非々で判断するということである。
テンポスの強み
テンポスバスターズが、ドクター化を考え始めたころの話だが、
上位の厨房メーカーに情報サービスでの協業を持ちかけて断られたことがある。
これは、当然の事だったと思う。
業界で1~2位の企業で経常利益が10%も出ていれば新しい事をやる必要はない。
困ってもいない企業が、あえて新しい手を打つ必要がない。
自社のフィールドでシェアを伸ばす事を考えるし、その方が安全であると考えている。
逆に、テンポスはそそっかしい会社だから
ベンチャー企業としていろんな事業会社を作って、情報サービスをやろうって考えた。
それが今の「ドクターテンポス」に繋がっているし、成長戦略の柱になっている。
まとめ
我々が、100年企業になる為には、
- 厨房トップ企業と7勝3敗で戦える力をつける。
同時に情報サービスの子会社を100億もしくは上場できるスペシャリスト企業集団にする。 - 外食以外のフィールドの売上を1000億にする。
- 海外に進出する。
国内で何の商売をやるかって事もあるが、海外で我々のノウハウを活かしたビジネスを作る種まきも重要。
ただし、商売の方針を決めるときの大前提は、
- それで、お客様は喜んでくれるのか?
- きちんと利益は出ているか?
- 従業員は働きがいを感じているか?,000人体制の構築
この3つを前提に、これからのテンポスグループの商売の方向性を絞り込んでいく。