従業員の叫び
出る杭は打たれる

社長に性悪男と言われる社員紹介ーその②

前回に引き続き、社長から「性悪男」と呼ばれる社員紹介です。

前回:http://www.tenpos.co.jp/voice/senior/20190626_633.html

森下篤史

【性悪男 推薦理由】俺と森下和光社長と田上の3人で、事業の進め方について話をしていた。田上の話しを和光社長は静かに追求した。田上は更に言い訳をいう。しかし社長は怒るでもなく、静かに追求をした。ゆるめるような事はしない。いいのがれできなくなった田上は社長に向かって、「そんなに言うんだったら、自分でやったらどうですか」と言い放った。指示した人に向かって自分でやれなどと言う人はそうはいない。もう一級の“性悪男”の称号を与えるとする。

●取材受ける人:田上さん。
●話を聞く人:広報担当、おとまる。

社長から「性悪男」と言われて、率直にどう思いましたか?

あんまりいい気分はしないさ。でも、ここ1~2年で少しずつ似たようなこと言われてきたから、あまり驚きはなかったかよ。

「性悪男」と言われるようになった発端は何だったんですか?

会議中のやりとりで言葉遣いを注意されたことがあったので、そのあたりかと。

でも、物おじしないですよね、根性が座っているというか。

いや、気の小さい男ですよ。仕事で上手くいくかない時は、ドキドキして他の事に手がつかないくらい不安になってしまう性格だからね。

別人みたいです。社長に噛みつく時もあれば、ドキドキして不安になったり。

自分の話し方が悪いからなのかもしれないんだけど、社長に自分の考えがうまく伝わったなと思う事があまりないんだ。もっと会社として稼げるような仕組み作りをしていきたいという話をしても一蹴された時もあった。その時にカッとなって口のきき方がなっていない時はあったよ。

すぐカッとなるタイプなんですか?

気は短いと思うよ

熊本店で働いていた時に、“闇金ウシジマくん”に出てくるようなお客さんにも一喝したことがあったと風の噂で聞きました。

一緒に仕事している仲間の一人が、これはやばいなと思ったみたいで、仕事を断りたいからと、のらりくらいと話しをかわしはじめたんだ。だからお客さんを怒らせてしまってね。もうどうしようもなくなって、「お客さん、正直に言います。ヤクザみたいで怖いんですよ。商売の話しましょうよ。」と言ったら、「俺はヤクザじゃないー」て余計に怒らせてしまったことはあったね。

え・・・。そのあと、お客様とはどうなったんですか。

いろいろあったけど、最後は、仕事を手伝わせてもらったよ。会った時は、「おう、田上さん!元気?」なんて声掛けてくれる関係にはなったかな。

今は不動産の仲介の仕事をされていますが、お客さんに言い過ぎてしまうことはないんですか。

飲食業を甘く見ているお客さんから物件探しの相談を受けたときは、「紹介できるところはない」と突き放すような言い方をするときはあるかな。感じよく断れればいいのにさ・・・。資金がいくらで、坪数はこれくらい、内装の条件はこうだ、そんな話を聞くと、家賃の相場とか、それに伴う必要な売上、開業資金や運転資金を頭で計算するんだけど、どう転んでも無理だな・・・と思う事もあるんだ。その時の私の態度とか言葉遣いで、カチンとくるお客さんはいると思う。

悪義はないんですか

悪義はない。そこに、俺の感情はない。でも、マイナスの事を言われたら、誰だって頭にくるよね。だけど、話を聞くと、ダダダッと次のことが瞬間的に浮かんできて、その答えをストレートに言ってしまうんだよね。俺の悪いところだよ。

それだと奥さんと喧嘩する事も多いのでは?

昔はよくあったよ。でも、それも瞬間的に考えて勢いで言ってしまっていることが多いからあまり覚えてないんだ。でも、覚えてないけど、ごめんて謝る。

田上さんにとって森下社長はどんな存在ですか?

東芝テックの営業マン時代に、営業マンという仕事を超えて、メーカーを集めて展示会を開催したという話や、テンポスを創業した頃の仕入れ先の開拓の話なんかを聞くとやっぱりすごいなと思う。そして、出来ないことはないんだなと思わせてくれる存在。私が仕事をする中で見つけた他社のサービスや商品を会社で代理販売できるように動くのは、森下社長の影響が大きいね。

テンポスってどんな会社だと思いますか

年齢に関わらず、力のある人が上に立つ文化がある会社。媚びを売って上に行く社風ではないね。あと、社長が昔から変わらずグループを1000億企業にしようと公言しているところは好きだな。俺はそんな話を聞くと楽しくなってしまう性格だからさ。だから、自分は何が出来るかなと考えるし、もっとスケールの大きい仕事や新しい会社の仕組み作りにも取り組んでいきたいなと思う。だけど、毎日の仕事は大変なことも多いし、目の前の粗利を大事にしてしまう自分にギャップをすごく感じているよ。でも、単身赴任で、ここで頑張れているのは、やっぱり夢を見させてもらっているからかな。

今期に入ってから営業成績が好調だと聞きました。

この部署に異動した当初は、すごく苦労したよ。テンポスグループに入社してノーセールスを経験したのもこの仕事が初めてだった。だけどその経験があるから、今頑張れているんだ。

最後に、森下社長に一言どうぞ。

今後とも、宜しくお願いします(二コッ)

ありがとうございました。次は、「静かなる抵抗勢力」と呼ばれる取締役2名を順次ご紹介します。お楽しみに。

おとまる