2024年2月2日

你好!お客様のためならつい頑張っちゃう、アキバ店の愛されキャラ!

沈貞女(シン テイジョ)さんは、テンポスバスターズ「アキバ店」で勤務して10年。中国北部の黒竜江省の出身です。テンポスバスターズで働くことを選んだきっかけや、日本で働くメンタリティについて語っていただきました!

■テンポスで働き始めて10年とのことですが、どのようなきっかけで来日されたのでしょうか。
日本に住んでいた姉から話を聞いて「日本、いいな!」と思うようになったのがきっかけです。でも30歳を過ぎてからの来日だったので、働くならキャリアになる仕事をしたいと考えていました。食に関する仕事に絞って探していたところ、テンポスの求人を見つけたんです。国籍不問で定年もない!食にも関係があるし「よし、ここで働こう!」と応募しました。

■それからずっとアキバ店一筋で10年ですね。慣れない外国で長く働ける秘訣はあるのでしょうか。
私は「感謝と信頼」を大事にしています。給料をくれる会社には感謝していますし、それに見合うように働きたいと思っています。また、テンポスにいらっしゃるお客様からは信頼されるように心がけています。お客様にはいつもこちらから話しかけていて、困っていることがあればすぐに対応しています。そんなことを繰り返していくうちに、相談を受けることも増えていきました。

■どんな相談を受けるんですか?
先日も新店を出したいというお客様からご相談を受けて、物件探しと厨房機器導入のお手伝いをしました。ガス容量の関係で火力を抑えた鉄板テーブルを探したのですが、なかなか見つからず大変でした。メーカーとお客様との間に入ってやりとりし、オープン直前になんとか納品できたときはほっとしました。

■でも日本人と仕事するって言葉の壁もあるし、大変でしょう?
電話対応は難しいです。顔が見えないので伝えたいことをうまく伝えられないことがあります。私が外国人だと分かると「日本語が分かる人に代わって」と言われることもあって、やっぱり悔しいですね。
逆に中国人のお客様の対応は得意です(笑)
他のスタッフが困っていれば喜んで通訳しますし、中国語のポスターが必要であれば私が作ります。アキバ店だけではなく、他のお店の店長さんからお願いされることもあって、もちろん積極的に手伝っています。

■日本語の接客もしつつ、外国人だからこその強みも活かして活躍されているわけですね。テンポスは、外国人スタッフにとって働きやすい職場でしょうか。
もちろんです。清瀬店長(当時。現在はサブエリアマネージャー)には本当にたくさん助けてもらって、私が分からないことがあったり、諦めそうになったりしたときにはいつも「大丈夫、できるよ」と私を支えてくれました。数字を上げられるようになったのもそのおかげです。これからもみんなと力を合わせて頑張る、それだけです。

■支え合う文化があるというのは、素晴らしいですね。沈さんの将来の目標を伺ってもいいですか?
70歳を過ぎてもずっと働いていたいです!それから、テンポスバスターズは海外に目を向けているので、将来中国にテンポスバスターズのお店ができるなら、両親の面倒を見ながら中国で働きたいです。

70歳を過ぎても働き続けたいとは・・・まさにテンポス人そのものです。さて、一緒に働く人は、沈さんの働きぶりをどう受け止めていたのでしょうか。前出の清瀬龍一サブエリアマネージャー(27歳)にも話を伺ってみました。
言葉のサポート以外は、外国人だからという理由で配慮することは何もありませんでした。沈さんは売上成績も上位なのですが、やはり仕事をしに日本に来ているだけあって、ハングリー精神は日本人以上に強いです。 感心するのは、お客様に積極的に話しかけて仲良くなろうとする姿勢です。そういうところが、お客様にかわいがってもらえる理由ではないでしょうか。
それから、常に意見を出してくれます。言いにくいこともあると思うのですが、例えば誰かの間違いがあったら指摘してくれるのは沈さんです。私に対しても言ってくれる。店長としてはとても助かりました。これからもアキバ店を盛り上げていってほしいですね。


<編集後記>しっかりサポートしていたはずなのに「何も配慮していない」と言い切る清瀬サブエリアマネージャー。助け合うのが当たり前だから、ということかもしれません。いい話が聞けてちょっと涙が出てきました。沈さんのさらなる活躍に期待しています!

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