2023年02月02日

誰もやらない事をやるのがテンポス流
全国メンテナンス網の確立で「厨房業界にテンポスあり」の時代が来る

テンポスには「いてての法則」という考え方があります。仕事上で、やったことのない事、やり方が分からない、もう無理、っていう時が「いてて」の位置。今回取材した全国メンテナンス網の構築は、現在の10人から2400人体制にする計画です。私としては、これは「いてて」だなぁ~と思いつつ、メンテナンス部の浅井部長に聞いてきました。

―2400人体制って今のテンポス社員より多いんですけど、重圧はありませんか?

数字の目標は大きいですから、当然プレッシャーはあります。まずは、年内に体制の中核となる30名体制をつくります。そこから着実に150、500と増やしていく考えです。ですが、なかなか上手くいっていなかったのが求人です。実際のところ、どこのメーカーもメンテナンス要員って人手不足なんですよ。テンポスは定年制が無いからシルバー採用も含めて積極的にやったんですが、経験者が集まらない。そこで、視点を変えないといけないって思ったんです。

たとえメンテナンス未経験者であっても、その人に合ったトレーニングをして育てれば良いって考えに切り替えたんです。メンテナンスマンって、作業服着て車に工具一式詰め込んでお客さんを回ってるイメージがあるじゃないですか。でも、飲食経験者や営業経験者、ガッツリの技術職経験者、シルバーの方も含めて多種多様の集団でいいんじゃないかって思ったんです。色々な角度の知識を持った人の集団、これこそがテンポスのドクターメンテの真骨頂だなって。

個々が持っている良い経験を教え合う事で、結果的に全体の知識が底上げされていく「ボトムアップ式」っていう私の考え方なんです。ドクターメンテの仕事は修理だけではありません。店の経営支援もやっていきます。だから、店舗運営に詳しい人や料理に詳しい人であれば、潰れそうな店に対するコンサルができたり、事業再構築の案内なんかもできますよね。そういった各々の経験を共有し合う相乗効果が増えてくればドクターメンテとしての価値もあがってくる。こんな事を考えて毎日ワクワクしています。

―「ドクターメンテ」ってメンテナンスとは何が違うんですか?

テンポスでは、モノを売って終わるんじゃなくて、お店が困っている事だったら何でも相談にのります。それが、設備の保守だけでなく、買取り、内装、集客、メニューなど何でも手助けもする。そういう事ができるようにするのは難しい事だと思いますが、メンテナンスだけって事ならどこの企業でもやっているじゃないですか。誰もやらない事をやるのがテンポス流だから。お客様が喜んでくれる事に関しては、垣根を作らずにチャレンジしていくのが「ドクターメンテ」です。

医者に例えると、ケガをした人の傷口だけを治療するが「メンテナンス」だとすると、ケガの原因は何か? 他にも悪いところはないか? って、傷口以外も治せるのが「ドクターメンテ」だと考えています。ケガした人に傷口見ますってところから始まって、実は足腰が弱っているからだって分かればトレーニングを進めます。理由が太りすぎだと分かったらダイエットしようって言って手伝ってあげる。しっかりコミュニケーションをとって、相手が求めているかゆいところに手が届くような存在です。

―メンテナンス網の全国展開では、人数が増えると管理体制が大変じゃないですか?

日本を全土で見ると8ブロックくらいに分ける必要があります。各ブロックに責任者を据えて即断即決できる状態で、権限を越えるものは上申のうえ決定っていう形を作ろうと考えています。全国47都道府県は広いので、やっぱり細かいところまではなかなか届かないんですよね。指示内容と現場とでは違いが出てしまいます。
ですので、日報の提出は前提としますが、管理者側からは、いつでも現場の情報、数値が見えるように管理していきます。そのくらい日々のメンテ情報は重要だと考えています。メンテナンスの情報から買い替えの履歴が見えてきて次の提案に繋がるからです。

―最後に、全国メンテナンス網構築のゴールを教えて下さい。

テンポスバスターズでいうなら、厨房機器大手の一角に入っている事です。それには、店舗、メンテナンス、アフターフォローの3つが充実していないと達成はできません。店舗の拡大スピードに合わせてドクターメンテも増えていきます。120店舗に各店20名のドクターメンテを配置する。この形ができたら、テンポスバスターズの売上は1000億円を超えていくと思っています。そうなると、厨房機器大手もテンポスを軽くは見れなくなります。
「テンポスだもん、さすがだわ」って言われるような、一目置かざるを得ない 企業になっていると思います。
飲食店のお客様からは「買って納得、使って安心のテンポス」「テンポスと一緒に成長していきたい」なんて言ってもらったら最高ですね。


実は、浅井部長はテンポスバスターズの「社長の椅子争奪戦」にも参戦しています。チャレンジ精神にあふれていて凄いですよね。この壮大な計画の進捗は引き続きお伝えさせて頂きますのでお楽しみにしてください。

(広報担当 山崎佳人)

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◆テンポスに定年はありません。高齢者とよんでいいのは90歳から!!
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