お知らせ2022年10月03日

機関投資家説明会(オンライン)を開催。
ぐるなび出向受け入れによる【物販・ドクター加速】が期待大!

2022年9月28日、テンポスホールディングス2023年4月期第1四半期機関投資家説明会(オンライン)を開催致しました。
31名の方にご参加いただきました。ありがとうございます。
私、ぐるなびより出向してきました、テンポスHD広報の山崎より、オンライン説明会でお話した内容、投資家様との質疑応答の内容をご紹介します。

業績の概要

広報 乙丸千夏

まず、業績概要について、広報の乙丸より説明がありました。
トピックスとして、下記3点を挙げました。

  1. ぐるなびとの業務提携の結果と効果(すんごぃぐるなびの人が来てくれた!と申していました。)
  2. 物販事業は、コロナよりもウクライナ情勢が影響した。厨房の納品遅れや在庫確保が課題であったが、現在は納品の目途が立っている。
  3. 情報サービス事業は、昨年はコロナ打撃により赤字だったが黒字へ転換。新規事業が伸びつつある。

長期戦略について

代表取締役社長 森下篤史

続いて、長期戦略について、社長の森下より説明がありました。

①物販事業(ネット大手の脅威に対する準備)

メルカリ、アマゾンが、中古厨房機器に手を出したらあっという間にやられる。そのため次の2つに注力する。

  • 5年でバスターズを61店舗から120店舗に増やす。
  • 3年で150人のメンテナンス部隊を作る。メンテだけでなく厨房販売及びドクターサービスの受注をできるようにする。物販事業の新たな柱に育てていく。他社厨房機器メーカーは、自社製品しか修理できないが、テンポスはどのメーカーの修理できるのが強み。

②情報サービス事業

  • POSレジを扱うテンポス情報館は好調。今後は自社開発強化。M&Aによる拡大戦略も検討。

③ぐるなび出向者

ぐるなび出向者は、我々が成りたくても成れていない「ドクター」のプロ(特に集客支援)である。大いに期待している。&Aによる拡大戦略も検討。

  • バスターズでは、ぐるなび出向者の15人程度を店長・エリアマネージャーに置き、現場のテンポス社員は彼らから学ぶことでドクター化を加速させる。
    ※現在、100名近くの出向者がいるが、20名程度はグループ会社も含めて役職者として活躍してもらう。
  • 情報館には、8名の出向者がいる。ぐるなびで15年かけて蓄積した知識をテンポスにアレンジした形で活かしてもらう。10月以降は利益アップが見込めてきている。
    企画営業部を置き企画事業部長も任せる考え。

質疑応答

【質問1】
物販事業に関して、新品厨房機器の納品が止まったため中古の売上が上がったのか?

【回答1】
新品供給不足の影響を受けたのはテンポスドットコム。ドットコムは中古の売上が上がった。

【質問2】
新規出店計画に関して、決算説明資料には、三重、岐阜、関西とありますが、今期何店舗の出店計画ですか?

【回答2】
ここ10年は、出店しても黒字化するのに2年かかる場合もあった。
しかし、今年出店した2店舗はオープン翌月に黒字化。ドクターの動きが効いているのだと感じている。
この流れで年間10店舗前後を出店できると考えている。10月~12月でも3店舗は出店する考え。

【質問3】
メンテナンス体制に関して質問です。現状の人員は、社員4名にぐるなび出向を含めて35人くらいですか?
また、ビジネスモデルとしては、既存客に定期的に訪問・点検・買い替え提案などを行うという考え方であっておりますか?

【回答3】
ビジネスモデルの考え方はその通りです。
人員体制に関しては、ぐるなび出向含めた社員が5名、他にも約120名いる「ぐるなびプロモーションコミュニティ」のスタッフのうち、30名がメンテナンス事業で9月より稼働開始している。
通常、ぐるなびプロモーションコミュニティの仕事は、お客様の店に定期的に訪問し御用聞きする役割。
モノを売るということは、ほとんどしてこなかった。そのため、まずは、5種類くらいの厨房の簡単な無料メンテから覚えてもらう。
慣れてきたら、お客様にネットでテンポスドットコム(通販)の商品を見せて買い方を教える。ゆっくりメンテ、ゆっくり営業させていく予定。

【質問4】
ぐるなびとの出資についてですが、テンポスからぐるなびへの出資を検討しているということですか?

【回答4】
今のところは、話にでておりません。

【質問5】
森下社長は、失敗だった時は、アナリスト向けに失敗したと明言したうえで軌道修正をされてきましたが、今回「失敗」とおっしゃっていないのは、ぐるなび出向者の受け入れは、目論見を超えて上手くいっているのか、ぐるなびに配慮しているのか、どちらでしょうか?

【回答5】
ぐるなびに、というよりも「ぐるなび出向者」には、配慮しています。
出向者の半分くらいは凡庸な人ですが、3~4割は想像を超えたいい働きをしている人がいます。
これは、100年に1度のチャンスだと考えています。

代表取締役社長 森下篤史

以上となります。

今回の機関投資家説明会では、ぐるなび出向者の受け入れに期待していること、また今後は成長戦略に積極的にぐるなび出向者の人材を活用していくことについて、深くお話できたのではないかと思います。

投資家様からのご質問にありましたとおり、当社は「失敗は失敗!」と速やかにお伝えする姿勢を大切にしております。
本当にうまくいっているのかな?本当に失敗なのかな?と疑問に思った際の裏付けは、広報担当の乙丸にお問い合わせください。
社内では「辛辣の乙丸」と呼ばれています。
今後のテンポスホールディングスの取り組みにご注目ください。

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本件に関するお問い合わせ
株式会社テンポスホールディングス
広報担当:乙丸/山崎
TEL:03-3736-0319